歯内療法⑦|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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歯内療法⑦|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

歯内療法⑦

こんにちは!

保科歯科医院高輪の保科です。

梅雨だというのに一気に真夏日になりましたね東京は34℃まで気温が上がっております。6月とは思えないですね。皆様も熱中症に気を付けてお過ごしください。

さて本日のブログは歯内療法の7回目です。歯内療法の術前検査の一つである咬合診、とりわけ中心位の検査法について解説していきたいと思います。

中心位の診査は口腔内で診査するものと歯列模型上すなわち口腔外で診査するものがあります。もちろん口腔内外で一致していなければなりません。しかし一致させるのが至難の業なのです。よほど慣れていないと一発で一致させることはできません。かく言う私も成功率は50%です。半々ってとこですね。この精度が上がってくると一人前の咬合を診れる歯科医師なのではないかと個人的には思っています。

まずは口腔内で中心位をチェックします。ユニットに座っている患者さんの真後ろに立ちドーソンテクニックという左右両方の親指を患者さんの下顎の正中下部であるオトガイ部におきます。残りの4本の指は下顎下縁をホールドします。母指球は頬骨付近でしっかりホールドします。そして術者がそっと下顎を中心位へ誘導していきます。誘導は顎を後方へ押し込むのではなくそっと上方へ誘導します。このとき患者さんには顎をリラックスしてもらい筋肉の緊張をさせないように促します。言葉だけでは伝えづらいので画像検索で確認してみてください。かなり古典的な方法ですが一番中心位をチェックしやすい方法です。一回の誘導で中心位がわかるわけではないので複数回(私は5~6回)誘導してみて確認します。そして咬合紙をアシスタントに持ってもらって患者さんの口腔内へ入れます。咬合紙に中心位の印記を付けて早期接触の有無を確認します。歯内療法では中心位の早期接触が原因となって疼痛を起こしたりクラックを生じさせていることが多々あります。患歯と早期接触部位が一致している場合は確実に咬合が原因だと言えますね。逆に不一致の場合は咬合とは無関係かもしれませんが無関係と言い切ることもできませんので誤解しないでください。続いて口腔内の中心位の当たりを記録として模型上に再現するため咬合器という咬み合わせを確認する道具に模型を付着します。

次回は咬合器への模型付着(マウント)について解説したいと思います。

ではまた!

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