精密根管治療⑩
- 2024年3月9日
- 精密根管治療
こんにちは!
漫画家の鳥山明さん、声優のTARAKOさんが相次いで亡くなってしまいました。まだぜんぜん若いのに。。ドラゴンボールにドラゴンクエスト、ちびまる子ちゃんといえば私世代の人間には知らない人を探す方が難しいくらい超有名なアニメやゲームですよね。そういえば数年前にさくらももこさんも亡くなりましたね。誰しもがいつかは死にますので仕方がないことではありますけどね。ご冥福をお祈りいたします。
さて今回のブログは精密根管治療の10回目です。前回までは根管充塞について何回かに分けて書きましたが今日は根管形成についてです。根管形成は根管治療で最も重要なステップです。まず根管形成とは何かというと根管治療で神経の部屋である歯髄腔や根管を清潔な状態にしていくわけなのですが細くて狭い根管内を清潔な状態に掃除するのって大変なんです。イメージとして部屋の掃除をする際にテレビ台の裏やベッドの下などを掃除するのって家具が邪魔で掃除しづらいですよね。そのためしっかり掃除するならば家具をどかして掃除に適したスペースを確保する必要があります。スペースの確保ができれば掃除機だって雑巾がけだって楽になりますし細かいところまで手が届きます。そして汚れているところが「見える」のです。精密根管治療においても同様で細く狭く暗い根管内の壁をファイルやリーマーと呼ばれるヤスリのような針金のような器具で削り落として広く拡大していく作業が根管形成です。根管拡大という人もいます。私は単に拡大するだけでなく根管洗浄や根管充塞が容易に行える形態に根管内を整形するため根管拡大とは言わず根管形成と言っています。根管形成に用いるファイルにはステンレススチール製やニッケルチタン製があり太さや長さも種類があり複数本を順番に使用していきます。保科歯科医院では一歯の根管治療をするのに約10種類のファイルを使用します。根管形成は術者の技術の差がはっきりと出ますので精密根管治療の中で一番時間と労力をかけて丁寧におこなっております。根管形成の善し悪しがその後の根管治療を左右すると言っても過言ではありません。
ではまた。
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