新・睡眠時ブラキシズム⑤
- 2026年9月21日
- ブラキシズム
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
かなり久しぶりの投稿になってしまいました。9/21(月)シルバーウィーク真っ只中ですが東京は台風の影響で一日中大雨に見舞われております。各地で注意報や警報が発令しております。皆様も災害にはお気を付けください。
さて本日のブログは睡眠時ブラキシズムの5回目です。今回は睡眠時ブラキシズムのネガティブな影響について解説していきます。前回はポジティブな影響としてストレス発散の効果があると説明しましたがやはりブラキシズムにはネガティブな影響がいくつかあります。保科歯科医院高輪には睡眠時ブラキシズムに悩んで来院される患者さんが多数いらっしゃいますのでネガティブな影響の方が多いのが現状です。
おさらいになりますがネガティブな影響は下記の通りです。
・歯の咬耗
・詰物、被せ物の破壊
・顎関節症
・頭痛、肩こり
まずは歯の咬耗です。上下の歯でお互いに強い力でこすり合わせたり食いしばったりするため咬み合う面のエナメル質(歯の最表層の組織)が徐々にすり減ってしまいます。エナメル質が全てすり減ってしまうと内部の象牙質が露出してしまいます。象牙質はエナメル質よりも柔らかい組織なのでさらに咬耗が進みます。咬耗が進むということは咬み合わせの高さすなわち歯が接触するときの下顎の位置が変化してしまいます。いわゆる「低い咬み合わせ」になっていきます。徐々に変化していくため咬み合わせが低くなっていることに気づくことはありません。但し前歯が咬耗してくると見た目でもわかりやすいので気づいたりご家族に指摘されたりすることもあります。咬耗は咬み合う面だけで起こるわけではありません。前後の歯が隣接して接触する隣接面でも起こります。歯が生えたての頃は点で接触していものがブラキシズムにより揺さぶられて前後の歯と擦れて面での接触になっていきます。専門的な言い回しになりますが鼓形空隙の減少につながっていきます。歯の形態の変化は咬み合わせの変化に直結していくのです。すなわち咬合面と隣接面の両方から咬み合わせを変化させてしまうのです。しかも一度咬耗した歯は元には戻りません。ブラキシズムが改善されたとしても戻りません。これは大変残念なことだと思います。歯科の病気って多くがそうなんです。改善はできるが元の状態には戻らないのです。ですので出来るだけ早い段階でブラキシズムにはアプローチしたいところですね。
ではまた。
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