詰め物の材料⑭
- 2025年4月25日
- 被せ物治療
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。4/25(金)週末ですね。明日からゴールデンウィークで11連休になる人もいるかもしれませんね。日頃の疲れを癒せる連休になるといいですね。実際は行楽シーズンで何処も混んでいて逆に疲労するってパターンもありますよね。社会人は心身静養に受験生は勉強の息抜きに主婦や主夫の方は日常とあまり変わらないかもしれませんが皆様それぞれの楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。
さて本日のブログは詰め物の材料の14回目です。今日は詰め物の材料の中で個人的に最もおすすめする材料である白金加金について解説していきます。白金加金とはプラチナが約4%とゴールドが約70%その他に銅や銀がや亜鉛などが含まれる合金です。白金加金の特徴は下記の通りです。
➀歯質との境目の馴染みが良い。適合性が良い。
②硬さが歯質よりほんの少し柔らかいので咬み合わせになる対合歯を摩耗させない。歯に優しい。
③金属なので割れることがない。耐久性が高い。
④接着剤の種類を選ばず装着できる。セメント選択の自由度が高い。
などが挙げられます。どの特徴も良いことずくめですがなんと言っても適合性と耐久性が高いのが歯科医師としては安心できる材料です。患者さんに「一番永く持つ材料はなんですか」という質問をよく受けますが返答はいつも同じで白金加金が一番ですと答えます。レジン系は論外ですがセラミックスやジルコニアより圧倒的に耐久性が高いので20年でも30年でも持ちます。もちろん土台となっている歯が健康ならばってことですけどね。
しかし白金加金にもデメリットがあります。それは審美性です。白金加金は白っぽい金色なのでどうしても天然の歯の色とは違います。審美性を重視する場合には使えません。また昨今の金属の価格高騰に伴い材料費が爆上がりしています。特にゴールドの高騰はここ2.3年尋常ではありません。そのため白金加金を使用した治療費は高くなってきているという現状があります。保科歯科医院高輪でもジルコニアの詰め物より白金加金の詰め物のほうが高くなっています。価格が高いということも患者さんの立場で言えばデメリットと言えるでしょう。
審美性と高額であるということを差し引いても白金加金は詰め物の材料としては最も推奨できるものであると考えています。
ではまた!
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