詰め物の材料⑧
- 2025年4月1日
- 被せ物治療
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。今日から4月がスタートしました。新学期を迎えた人や新社会人になられた人などそれぞれのスタートの日だと思います。東京の天気は雨で気温も下がって真冬の寒さに戻っています。4月の暖かい春のスタートかと思ったら生憎の天気でのスタートになりましたがそれぞれの目標や目的に向かって今日からまた前進していきましょう。
さて本日のブログは詰め物の材料の8回目です。前回に引き続き間接法のメリットについて解説していきます。間接法のメリットは下記の通りです。
1.口腔外で作製するため作製操作が容易である(精密性の向上)
2.隣接面など複雑な部位の再現性が高い(精密性の向上)
3.接着面の汚染を回避できる(接着性の向上)
4.複数種類の材料から選べる(材料選択性の向上)
5.再虫歯になりにくい(衛生性の向上)
6.物性的強度が高い(耐久性の向上)
7.模型上で形態を確認できる(客観性の向上)
8.歯型を模型として保存できる(記録保存性の向上)
9.金属以外では審美性が高い(色調再現性の向上)
10.適用症例が多い(適用性の向上)
今日は5.再虫歯になりにくいことについてです。間接法は歯型模型上で詰め物を作製するため適合性(精密性)が高いと以前解説いたしました。適合性が良いということは歯と詰め物の隙間が無いということなのです。厳密に言うとセメントスペース分のミクロな隙間は存在するのですが細菌が入り込めるほどではないのです。見た目的には全く隙間がありません。それぐらい精度が高いのです。むしろ見た目で隙間があるような詰め物は作り直しが必要です。隙間から細菌が侵入し必ず再虫歯になります。直接法であるコンポジットレジン充填は硬化する際に重合収縮といってわずかに縮むのです。これが隣接面など充填が難しい場所で起こると適合性の悪い詰め物となってしまい再虫歯が発生します。コンポジットレジンの弱点です。その弱点がないのが間接法の材料たちです。レジンセメンとの重合収縮は確かにありますが接着に使うほんの僅かな量なので無視できるレベルの収縮で済みます。さらに間接法は隣接面など複雑な形態の再現性が高いため歯面との移行部も滑らかで清掃性も向上します。歯磨きがしやすいということです。清掃性が高いということも再虫歯になりにくい要因となっています。まとめると適合性と清掃性の高さが衛生性の向上につながり再虫歯になりにくいという間接法の特徴のなってくるのです。
ではまた!
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