生活歯の治療⑪|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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生活歯の治療⑪|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

生活歯の治療⑪

こんにちは!

保科歯科医院高輪の保科です。

 

さて本日のブログは生活歯の治療の11回目です。前回の続きで保科歯科医院高輪でのMTAセメントを使用した直接覆髄法の術式、手順について解説します。保科歯科医院高輪での直接覆髄法の術式は下記の通りです。前回は6.露髄確認まで解説しましたので7.洗浄から解説します。

1.歯髄診査(電気診、冷反応試験、切削診)

2.浸潤麻酔

3.虫歯の除去

4.隔壁作成

5.ラバーダム防湿

6.露髄確認

7.洗浄:超音波発生装置で洗浄を行います。ここが他院や教科書唯一と違うところです。教科書的には次亜塩素酸ナトリウムで洗浄するとなっています。ケミカルサージェリーってやつです。歯内療法のブログでも書いていますが次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性で強力な有機質溶解作用があります。虫歯菌も歯周病菌もウイルスも殺菌します。殺菌作用としてはピカイチの薬品です。ですが歯髄って有機質なのです。次亜塩素酸ナトリウムに触れた歯髄は瞬く間に溶解されてしまいます。さらにラバーダム防湿しているとはいえ口腔内にこぼれてしまったら化学火傷を起こします。歯内療法学会でも頬粘膜や口唇に次亜塩素酸ナトリウムが付着して、ただれてしまったアクシデント症例としてよく出てきます。それを見るたびにこんなアブナイ薬品をよく口腔内で使うよなぁと思っています。ましてや生活歯髄に使うなんて。。メリットよりもデメリットが多すぎます。保科歯科医院高輪では薬品での洗浄は致しません。「水洗浄」です。水なら歯髄に影響は無いしこぼれても化学火傷の心配の無いですからね。

8.覆髄:超音波洗浄をして歯髄の止血を確認したらMTAセメントでの覆髄を行います。滅菌精製水で練和したMTAセメントを露髄面にやさしく塗布していきます。歯髄を完全に被覆しさらにある程度厚みを持たせるために多めにMTAセメントを窩洞に入れていきます。保科歯科医院高輪では窩洞にできる限りMTAセメントを入れます。ただし仮封のための厚みは確保しなければならないので2~3㎜ほどは仮封用のスペースとして取っておきます。

9.養生:MTAセメントは水分で硬化しますの窩洞に入れ終えたら上から滅菌精製水をしみ込ませた綿球で水分を追加します。これを養生と呼びます。田んぼのごとくびしょびしょにしておきます。

10.仮封:養生が終了したら水分があっても硬化するセメントで仮封します。コンポジットレジンは水分があると重合が阻害されますので使用しません。意外とコンポジットレジンで仮封している症例をセミナー等で見かけるのですが、ちゃんと硬化しているのか疑問ではあります。養生をしないのであればコンポジットレジンでもいいのかもしれませんが。保科歯科医院高輪ではカルボキシレートセメントやグラスアイオノマーセメントで仮封を行います。最近はカルボキシレートセメントのほうが頻度としては高いです。仮封をして1~2週間は経過観察期間としてその後、疼痛症状等がなければ被せ物の作製に入っていきます。

これでMTAセメントを使用した直接覆髄法の術式、手順は終わりになります。

ではまた!

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