生活歯の治療⑥
- 2025年2月7日
- 虫歯と歯周病
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
日本海側では今期最大級の寒波となっております。降雪量も増してきておりますのでくれぐれも事故等にご注意をお願い致します。
さて本日のブログは生活歯の治療の6回目です。生活歯の治療の適応症について続きを解説したいと思います。前回の復習ですが虫歯の分類は下記の通りです。
CO:極初期の虫歯で歯質に齲窩(虫歯による穴)を認めないものエナメル質の再石灰化が期待できるレベ ルなので経過観察とする。
C1:エナメル質(歯質の最表層)に限局した虫歯。経過観察またはCR充填処置を行う。
C2:エナメル質を超え象牙質にまで感染が及んでいる虫歯。保科歯科医院高輪では白金加金やセラミックスなどの詰物または被せ物の治療が必要。
C3:象牙質を超え歯髄まで感染が及んでいる虫歯。露髄を認める。
C4:虫歯が進行しすぎて歯冠部歯質がなくなり歯根のみになってしまった状態。残根状態。
今日はC3とC4について解説します。C3は露髄といって神経が露出するほど虫歯が進行した状態です。一般的には神経が生きていても神経は残せないと判断され抜髄といって神経を取る処置が行われます。
C4はさらに虫歯が進行し歯冠部が崩壊し歯根のみが残存した状態を言います。程度によっては歯内療法で歯根の保存を行い被せ物治療ができることもありますが、抜歯しか選択肢がないことも多々あります。というかほどんどのケースで抜歯となります。
一般的には生活歯の治療のボーダーラインはC2となります。基本的にはC2は生活歯で対処しますが多くの歯科医院がC2でも虫歯が深ければ歯髄を温存せずに抜髄を選択するケースがあります。各々事情があるでしょうがC2で抜髄とは乱暴な治療だなと思いますね。もちろん抜髄しか選択肢がないという例外は存在しますがそんなのはごく稀です。10年に1件あるかどうかです。少なくとも私はここ10年は抜髄という治療は行っておりません。10年以上抜髄が必要なC2に出くわしていないのです。なのでC2を生活歯治療のボーダーラインにしてはいけないのです。保科歯科医院高輪でのボーダーラインはC3となります。C2までは確実に生活歯での治療でいけます。そう心掛けて日々診療しています。しかしC3になると話は別です。歯髄まで虫歯が到達しているとういことは歯髄まで感染しているということですので歯髄の一部は死んでいるかもしれません。もちろん全く死んでいないかもしれません。この見極めが重要となります。次回のブログでC3を含む生活歯の見極めについて解説したいと思います。
ではまた!
〒108-0074東京都港区高輪3-7-8西町ビル3階A
℡03-5422-7322
保科歯科医院HoshinaDentalClinic【港区/高輪/白金/品川】