歯内療法㉛|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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歯内療法㉛

こんにちは!

保科歯科医院高輪の保科です。ついに12月になってしまいました。2025年も残すところ1か月を切りましたね。この時期は皆さんも何かとバタつく時期なのではないでしょうか。さて私は先週末大学時代に所属していた少林寺拳法部の創部50周年記念式典に出席してまいりました。コロナ禍で延期になっていた50周年記念式典ができたこと、久しぶりに部活の先輩後輩に会えたこと大変うれしく楽しい時間を過ごせました。次は60周年目指して頑張りたいと思います。

さて本日のブログは歯内療法の31回目です。前回の続きで保科歯科医院高輪で採用している消毒法「イオン導入法」について解説していきます。根管治療の消毒法としてのイオン導入法の歴史は古く100年以上前から存在するそうです。Grossmanらによって研究が始まったのが19世紀の終わり頃で日本では昭和30年頃に鈴木賢策先生や大谷満先生らによって研究~臨床応用されていた経緯があります。日本に入ってきて既に70年ぐらい経っているんですね。。何となく最新の治療法のようなイメージなんですが全然違いましたね。イオン導入法の原理は根管内を薬剤で満たし根管内に+極のコード、根管外(頬粘膜)に-極のコードを設置し500μAという微弱な電流を通電して薬剤内の成分をイオン化させて(電気泳動)根管内の歯冠部および象牙細管の隅ずみまでイオンを行き渡らせて消毒するというものです。先人たちはさまざまな薬剤でイオン導入法の実験を行いまして結果現在の保科歯科医院高輪では「ヨードヨード亜鉛溶液」を薬剤として使用しております。ヨードに過敏症がある患者さんには「塩化亜鉛溶液」を使用することもあります。消毒の詳細な原理は未だに解明されていないのですが、現在における有力な説として電気泳動でZn̟⁺⁺(亜鉛イオン)が析出し細菌の細胞膜と結合し金属タンパクを生成することで無毒化するのではないかと言われています。長くなってきましたので続きは次回にいたします。

ではまた。

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