歯内療法㉔|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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歯内療法㉔|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

歯内療法㉔

こんにちは!

保科歯科医院高輪の保科です。

貴金属価格が急上昇しております。金、プラチナ、銀など数年前から価格は右肩上がりではありましたが、ここ数か月の上がり方は尋常ではないです。メタルフリー治療が主流になりつつある歯科治療でも金やプラチナや銀は歯科材料としてなくてはならない金属です。原材料費が高騰し続けていますが、保科歯科医院高輪ではクラウンには白金加金が最も優れた材料であると考えておりますので利益が減っても金属のクラウンを推奨していきます。もちろん審美性を重視してジルコニアやセラミックス系のクラウンをおすすめすることもありますからね。

さて本日のブログは歯内療法の24回目です。前回の続きで貼薬について解説していきます。現在の歯内療法で多くの歯科医師が貼薬に使用している薬剤が水酸化カルシウム製剤です。強アルカリ性で殺菌作用があり取扱いが易しいのも歯科医師側にとっては嬉しいことです。大学でも水酸化カルシウム製剤をスタンダードとして教わりました。しかし保科歯科医院高輪では一切水酸化カルシウム製剤での貼薬は行いません。いくつか効果に疑問があり副作用の方が強いのではないかと考えているからです。その理由は下記の通りです。

➀水酸化カルシウム製剤が接触している所にしか殺菌効果が無い。

②乾燥した根管内では殺菌効果を持たない。

③レジンや水硬性セメントの硬化を阻害する。

④長期間の貼薬で象牙質を脆弱化させてしまう。

⑤組織為害性があるため根尖孔からの押し出しは厳禁である。

⑥除去が困難。

以上、かなり多くの理由がありましたね。次回一つ一つ詳細を解説しています。

ではまた!

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