歯内療法㉒|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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歯内療法㉒

こんにちは!

保科歯科医院高輪の保科です。久しぶりのブログ投稿になります。気が付けば今日で9月も終わりです。2025年もあと3か月ですね。ふるさと納税のポイント還元が今日までで駆け込み納税している方も多いのではないでしょうか。どちらかというとシステム改悪ですよね。ふるさと納税の恩恵が減るわけですから。

さて本日のブログは歯内療法の22回目です。前回の続きで根管形成の3要素について解説します。

根管形成の3要素

・肉眼治療

・近心(頬側)操作

・直線形成

3要素の解説は今日で最後になります。「直線形成」について解説していきます。読んで字のごとくですが、根管を直線的に形成することが直線形成です。前歯や小臼歯は比較的まっすぐに近い根管形態をしていることが多いのですが大臼歯の特に近心根管は彎曲している根管が非常に多いです。というか近心根で直線の根管なんてほぼ存在しません。多くの場合、根尖部は遠心に向かって彎曲しています。さらに頬舌的にも彎曲していることが多いです。3次元的な彎曲を持っています。この彎曲が根管治療を難しくしている最大の原因なのです。マイクロスコープやラバーダム防湿を使用した根管治療は昨今増えてきていると思います。非常に良い傾向だと思います。視野の明示と感染のコントロールの意識が高いと言えますので。ただ根管形成に限ってはまだまだ意識が低いように思います。彎曲している根管の彎曲を残したまま根管治療するのって難しいのです。さらにファイルの破折や感染歯質のとり残しや超音波洗浄の効果減少、根管充塞の緊密性の低下など弊害がいっぱいあるのです。結果として予後不良になることが多いです。私が再治療を担当した歯の多くも彎曲を残したまま根充されているのが現状です。根管治療において意図的に直線的な根管に形成することの大切さを思い知らされます。直線的な根管形成を意識し彎曲を修正することで難易度の高い大臼歯であっても良好な予後が期待できる根管治療をしたいものです。

ではまた!

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