歯内療法⑧
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。6/23(月)です。相変わらずの猛暑が続いております。通勤時の駅までの道のりでも汗だくになってしまいます。毎日2ℓ以上水分を摂取しておりますが追いつかないぐらいですね。体調管理をしっかりしながら夏を楽しみたいと思います。
さて本日のブログは歯内療法の8回目です。前回の続きで術前検査である咬合診査について解説します。上下の歯列模型を咬合器に付着する=マウントについてです。口腔内での中心位を確認したら今度は口腔外での中心位の確認です。これは
➀記録のため
②証拠のため
③治療計画立案のため
④疾患原因の探求のために行います。
歯内療法なのに咬合器へのマウントなんて必要なのかと思われる方ものいるとは思います。無理もありません。現在では咬合器を臨床で使用する歯科医師はかなり希少になっています。私の時代は大学で咬合器の実習はありましたが1回だけでサラッと終わってしまった印象があります。レストレーションや根管治療の実習は長い期間あるのですが咬合器は箱から出して数秒触って直ぐ箱に戻して新品のまま持ち帰った記憶があります。なので多くの歯科医師は咬合器の扱いに慣れておりません。というか持っていない人がほとんどです。私が開業するときに歯科ディ―ラーの担当者に開業時に咬合器を買い揃える歯科医師はいるかと尋ねたところ、いないと言われました。また開業後に購入する人も昨今はほとんどいないそうです。レーザーやIOSは先に買うのに。。なんか順番が違うような気がします。話を戻します、歯内療法に踏み切る前に中心位での早期接触が有るか無いかは非常に重要な要素になることは以前のブログでお伝えしました。その検査方法としてまず口腔内でチャックしますが、口腔内をゆっくり何時間も早期接触の有無だけを見ているわけにもいきません。また口腔内には粘膜や舌や水分があります。さらに口腔内は暗いのでときに見誤ることがあります。また記録として残すことができないので歯列模型を作って咬合器にマウントして検査時の歯と咬み合わせを再現しておくことは大変重要になります。咬合器上であれば診療後に何時間でも観察が出来ますし何年でもその状態を保存できます。これが重要なのです。話が長くなってしまいましたので続きは次回とします。
ではまた!
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