歯内療法④|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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歯内療法④|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

歯内療法④

こんにちは!

保科歯科医院高輪の保科です。東京都港区は歯科の健診に手厚い地域です。港区民向けの健診事業が3種類、歯科相談事業が1種類、港区内にある企業健診が1種類、毎年6/4に実施される新橋駅前SL広場での唾液スクリーニング検査事業、区民祭りでの歯科相談会、その他区民向けの講座など1年間を行事を通して行っております。港区の歯科医師会が中心になって行っているのですが、さらに新たな唾液による歯周病スクリーニング検査の研究を始めようとしております。これほど熱心な地域は珍しいのではないでしょうか。

さて本日のブログは歯内療法の4回目です。前回の術前検査の続きを解説していきます。保科歯科医院高輪での術前検査は下記の通りです。今日は5番目から解説します。

1.問診

2.画像検査

3.視診

4.歯周検査

5.打診:患歯の特定のために行います。ピンセット等の器具で軽く歯をコンコンと叩きます。痛みの有無や強弱でどの歯が患歯か診査いします。歯髄炎や根尖性歯周炎が急性化しているときは痛みが増幅するため打診での反応もはっきりします。逆に打診を行ってもどの歯も痛くないなんてことも多々あります。もちろん患歯が特定できている場合にはおこないません。意外と歯痛はどこで起きているか断定できないことって多いんですよ。患者さん自身もいまいちどの歯が痛いのか分からなかったりします。

6.歯髄診:歯髄が生きているのか死んでいるのか判定をします。保科歯科医院高輪では歯髄が生きている歯は歯髄を生かしたまま治療をします。決して抜髄治療という神経を抜く(失活させる)治療は行いません。抜髄された歯は脆くなり破折しやすくなります。歯は縦に破折したら抜歯するしか治療法がありません。クラックと呼ばれるひび割れ程度であれば接着して保存できることもありますがほとんどの場合は抜歯となります。というか破折歯は感染源となり得ますので無理やり保存するよりも抜歯をした方がいいです。話を戻しますね、保科歯科医院高輪で行っている歯髄診は2種類の診査を組み合わせて行います。歯髄電気診と冷反応試験です。歯髄電気診は歯の表面に電流を流し痛み反応を確認します。弱い電流から徐々に強い電流へと流していき痛みとしての反応を確認したらすぐに診査を中断します。最大電流まで通電しても痛み反応がない場合には歯髄は死んでいると判断します。頬側と舌側の両面で診査し大臼歯の場合は近心(前方)と遠心(後方)に分けて診査することもあります。数値が安定しない場合には日を置いてから改めて診査を行うこともあります。続いて冷反応試験ですがこれは冷却スプレー(C3H8・C4H10)を小さいスポンジに噴射し歯面にそっと当てます。歯髄か生きている歯では冷痛として反応しますが歯髄が死んでいる場合には反応はおこりません。電気診と冷反応試験のダブルチェックを行うことにより正確な歯髄の診断が行えるのです。

7.咬合診

咬合診については次回のブログで解説したいと思います。

ではまた!

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