歯並びを整える治療⑲
- 2025年1月11日
- 咬合・咬み合わせ
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
来週1/17(土)と1/18(日)は大学入学共通テストですね。昔はセンター試験と呼ばれていたので共通テストって呼び方にまだ慣れていない自分がいます。さらに昔は共通一次試験と言っていたので先祖返りした感じなのでしょうか。1月のこの時期になると受験時代を思い出します。センター試験の当日は大雪になることが多かった印象です。雪の中試験会場へ向かった思い出は鮮明に覚えております。受験生にとって正念場となる時期になりましたがもう少しの辛抱です。まずは共通テストまで体調を整えてください。くれぐれも徹夜など無理はしないでくださいね。睡眠時間の確保が記憶の定着に繋がりますので。
さて本日のブログは歯並びを整える治療の19回目です。前回に引き続き歯列矯正治療をするべきケースについて解説していきます。
おさらいですが歯列矯正治療をするべき歯並び咬み合わせは下記の通りです。
1.上顎前突(出っ歯)
2.下顎前突(受け口)
3.開咬(オープンバイト)
4.鋏状咬合(臼歯部の頬側傾斜&舌側傾斜)
5.前歯部叢生・捻転(前歯部重なり合い)
6.異所萌出(八重歯)
7.正中離開・空隙歯列(すきっ歯)
8.顎変形症
今日は5.前歯部叢生と6.異所萌出(八重歯)について解説します。まず叢生とは歯同士が重なり合っている状態です。多くの場合は前歯で起こります。顎が小さく歯の生えるスペースが足りないために起こるのですが歯周病の進行や咬み合わせの不整により高齢になってから叢生が進行するケースもよくあります。上顎でも下顎でも起こりますし上下とも叢生になっているケースも多々あります。歯同士が重なり合ってしまっているため歯ブラシが届かずプラークコントロールが困難になりがちです。当然虫歯や歯周病のリスクが高まります。そして異所萌出ですがこれは「本来生えるべき位置ではないところ」に歯が生えてしまった状態です。八重歯が代表的ですね。犬歯の異所萌出です。異所萌出の原因も歯が生えるスペースが無いために起こるのですが乳歯が適切な生え代わりの時期を過ぎても抜けずに残ってしまって永久歯が生えるスペースを無くしてしまっていることをあります。適切な生え代わりの時期を確認し乳歯の残存が異所萌出に影響しそうであれば抜歯を検討することが大変重要になります。叢生も異所萌出も成人になってからでも矯正治療はできますが小児期に治療することをおすすめいたします。
ではまた!
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