歯並びを整える治療⑱
- 2025年1月8日
- 咬合・咬み合わせ
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
突然ですが「グレる」の語源が「はまぐり」だって知っていましたか。はまぐり→ぐりはま→ぐれはま→グレるだそうです。ぐりはまって言葉は「結果がくいちがうこと。意味をなさなくなること」という意味があるようで、はまぐりは二枚貝で対(つい)になる貝殻は別のはまぐりの貝殻とは合わないってところからきているそうです。言葉って面白いですね。
さて本日のブログは歯並びを整える治療の18回目です。前回に引き続き歯列矯正治療をするべきケースについて解説していきます。
おさらいですが歯列矯正治療をするべき歯並び咬み合わせは下記の通りです。
1.上顎前突(出っ歯)
2.下顎前突(受け口)
3.開咬(オープンバイト)
4.鋏状咬合(臼歯部の頬側傾斜&舌側傾斜)
5.前歯部叢生・捻転(前歯部重なり合い)
6.異所萌出(八重歯)
7.正中離開・空隙歯列(すきっ歯)
8.顎変形症
今日は4.鋏状咬合について解説します。ハサミジョウ咬合と読みます。ものを切るはさみのことです。上下の奥歯同士が一方は頬側に向いてもう一方は舌側に倒れ込む形で生えている状態で互いに咬合面では咬み合わず舌側面と頬側面で接触点をもつ咬み合わせです。多くの場合で上顎の奥歯が頬側に向かって下顎の奥歯が舌側に倒れ込んでいます。ですので上顎の奥歯の舌側面と下顎の奥歯の頬側面で接触し擦れあっている咬み合わせです。イメージが湧きにくい場合はググって画像を確認してみてください。この咬み合わせは歯としてものを噛むという機能的な役割を果たすことができないのと経年的に悪化し最終的に抜歯の宣告をされるリスクが高いのです。また早期接触の部位になりがちで顎関節へのストレスや筋緊張性の頭痛や肩凝りなど全身的な不調の原因になることもあります。鋏状咬合と診断されたら早い段階で歯列矯正治療に進んだ方が歯の保存という観点から良いと思います。
ではまた!
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