歯並びを整える治療⑰
- 2025年1月7日
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こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
1/7(火)です。昨日から仕事や学校が始まった方が多いのではないでしょうか。年始明けの仕事や勉強って休みボケで本調子じゃないことってありますよね。私もそうでした。既にゴールデンウィークが待ち遠しいです!
さて本日のブログは歯並びを整える治療の17回目です。前回に引き続き歯列矯正治療をするべきケースについて解説していきます。
おさらいですが歯列矯正治療をするべき歯並び咬み合わせは下記の通りです。
1.上顎前突(出っ歯)
2.下顎前突(受け口)
3.開咬(オープンバイト)
4.鋏状咬合(臼歯部の頬側傾斜&舌側傾斜)
5.前歯部叢生・捻転(前歯部重なり合い)
6.異所萌出(八重歯)
7.正中離開・空隙歯列(すきっ歯)
8.顎変形症
今日は3.開咬(オープンバイト)についてです。開咬(オープンバイト)とは上下の奥歯で噛みしめた状態で上下の前歯が重ならない状態です。適正な咬み合わせでは奥歯で噛みしめたときに上の前歯が下の前歯より2~3㎜前方に位置しかつ2~3㎜被さるのです。開咬(オープンバイト)の人はこの重なりがないため色々な弊害が生じてしまうのです。まずは奥歯に物理的負担がかかります。前歯が咬まないので咬合力は奥歯のみにかかります。さらにものをかみ切るもの奥歯で行うため奥歯が前歯の役割まで担う必要がありさらに負担がかかります。少し専門的な話ですが下の顎を前方や側方にずらそうとすると正常な場合は犬歯や前歯が誘導(ガイド)するのですが、開口(オープンバイト)の人は前歯での誘導ができないためさらに奥歯に負担をかけてしまうのです。また上下の口唇が閉じてこないので口腔内が乾燥しやすく虫歯のリスクが高くなります。さらに極めつけが8020達成率0%ということです。前回のテーマであった下顎前突と同様に0%です。8020については前回のブログを参照ください。厚生労働省や日本歯科医師会は20本の歯が残存していれば食事の際にしっかりものが咬めると結論づけています。これは残存歯数が20本未満では食事時に支障をきたすと言っているのと同じです。開咬(オープンバイト)の人では80歳の時点で20本残存させることが誰一人できないのです。悲しい結果です。開咬(オープンバイト)の人は下顎前突同様に歯列矯正治療を受けることを推奨します。
ではまた!
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