歯並びを整える治療⑬
- 2024年12月18日
- 咬合・咬み合わせ
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
12/18(水)です。今日の午前中は港区内の保育園での歯科健診に行ってきました。0歳から2歳のお子さんの口腔内のチェックをさせていただきました。0歳の子は大泣きですが2歳になると怖がることもなくしっかり口を開けて見せてくれます。小児の精神的な成長の速さに驚きです!そして親御さんがお子さんの口腔内にしっかり関心を持ってくれてる方が多いことに感心させられました。保育士さんたちの仕事もわずかですが垣間見ることができていい経験になっております。
さて本日のブログは歯並びを整える治療の13回目です。ワイヤー矯正の特徴について続きを解説していきます。
復習ですがワイヤー矯正の特徴は
1.患者自身では着脱ができない
2.抜歯非抜歯を問わず適用範囲が広い
3.プラークコントロールが難しくなる
4.モチベーションに左右されない
5.術者の知識と技術に左右される
などがありますね。今日は3.プラークコントロールと4.モチベーションについて解説したいと思います。ワイヤー矯正は患者さん自身で着脱ができないため食事時や歯磨き時も装置が付きっぱなしの状態です。どうしても食べ物が挟まってしまいますのでプラークも繁殖しやすくなります。ちなみにプラークとは食べ物汚れでる間違われますが細菌の塊(バイオフィルム)のことです。歯磨きも丁寧に時間をかけてやらないと磨き残しが多くなります。ブラケットやワイヤーが付いているのでしかたがないのですがプラークコントロールが悪くなると当然虫歯や歯周病が進行するリスクが上がります。普段もしっかり磨いて、かつ歯科医院でもプロケアクリーニングも毎月行う必要があります。
次にモチベーションについてです。マウスピース矯正は患者さんのモチベーション(やる気)が結果にもろに影響します。矯正用マウスピースを1日に22時間装着しなければならないためサボってしまうと歯が動いてくれません。矯正治療の失敗につながります。22時間マウスピースをするのって想像以上に大変ですよね。食事時以外は全てってことですからね。忘年会などで長い時間外してしまったり、酔ってマウスピースをしないで寝てしまったりすると全てが水の泡です!その点ワイヤー矯正は24時間装着したままになるため患者さんのモチベーションが下がっている時期でも矯正力はかかり続けます。これはメリットと言えます。モチベーションを保つ自信がない人はワイヤー矯正の方が向いているかもしれませんね。
ではまた!
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