歯並びを整える治療⑫
- 2024年12月16日
- 咬合・咬み合わせ
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
昨日はスタディーグループの研修会でした。咬み合わせと歯内療法を中心とした研修会です。毎月1回開催されるのですが、かれこれ11年所属しています。11年間同じテーマを学び続けてもまだまだ実践できていないのが現状です。咬み合わせと歯内療法はそれほど深い歯科医学のテーマなのです。生涯学習と言いますがまさに一生勉強なのです。来年もさらに知識と技術の研鑽に励みます。
さて本日のブログは歯並びを整える治療の12回目です。歯列矯正治療の話の続きです。
おさらいですが歯列矯正治療にはいくつか分けかたがあります。
・スタートする年齢で分ける。
1.小児矯正
2.成人矯正
・矯正装置で分ける。
1.ワイヤー矯正(ブラケット矯正)
2.マウスピース矯正(アライナー矯正)
その他にも抜歯が必要か否かなど分けかたはあるのですが今回は割愛します。
前回からワイヤー矯正を解説しいます。
ワイヤー矯正の特徴は
1.患者自身では着脱ができない
2.抜歯非抜歯を問わず適用範囲が広い
3.プラークコントロールが難しくなる
4.モチベーションに左右されない
5.術者の知識と技術に左右される
などがありますね。
ワイヤー矯正のメリットの代表格が抜歯非抜歯を問わず適用範囲が広いということです。これわマウスピース矯正と比べてということですが、以前解説した通りマウスピース矯正の一つであるケンラインは前歯部に特化した矯正装置でありかつ抜歯をしない症例に限られます。インビザラインは抜歯非抜歯問わず全顎的な症例を適用としているのですが、それでもケースによっては適用外となります。ワイヤー矯正はほとんどどんな症例でも対応できるのです。マウスピース矯正で上手くいかなかった場合にワイヤー矯正でリカバリーするなんてことも多々あります。その逆はほとんどないですね。これがワイヤー矯正の強みです。
ではまた!
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