咬み合わせ治療⑯|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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咬み合わせ治療⑯|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

咬み合わせ治療⑯

こんにちは!保科歯科医院高輪の保科です。昨日は夕方から赤坂区民センターで芝歯科医師会と麻布赤坂歯科医師会の合同事業である「口腔がん健診」の講演を受講してきました。口腔がんはがん全体の中では比較的マイナーながんで罹患率はあまり高くないのですが、大分県の統計では口腔がん健診を受診された方では0.1%が口腔がんに罹患していたそうです。1,000人に1人は口腔がんだったてことですね!けっこう多いですよね。もちろん健診を受けられた方はがんの可能性を疑って健診に来られているのでランダムに調べれば10,000人に1人ほどとのことですが、けっして少ない数ではないなと私は思いました。がんは早期発見早期治療により予後が良くなりますので気になる方や区などからがん健診のお知らせが届いたかたは指定の医療機関を受診されることをお勧めします。

さて本日のブログは咬み合わせ治療の16回目です。引き続き中心位について解説したいと思います。未だに定義が分かりにくい中心位ですが、前々回のブログで「中心位は顎関節のニュートラルポジション」だと説明しました。ちなみにこれは一臨床医の私が勝手に言っていることですので公式な見解ではありませんのであしからず。私が勉強会で学んでいる中心位や先人達が考えた中心位の定義を総合する顎関節のニュートラルポジションってことになりそうなのでそう思っています。そしてニュートラルポジションであり出発点かつ終末点であるターミナルポジションでもあるのです。その結果「下顎頭が。。。顎関節円板を介在させて円板の最薄部で。。関節窩内の前上方。。。」と小難しい定義になってしまうのですが人それぞれニュートラルポジション(ターミナルポジション)は若干違う位置になるのではないかと思ってきています。そして中心位の判定は術者が手指で下あごを誘導してあげる必要があるのです。でないと患者さんに「中心位で咬んでください」などと言っても分かるわけないですよね。だから術者である歯科医師が何度か誘導して咬み合わせの発着点を探すのです。これが至難の業なのです!私はまだまだ見習いです。道のりは遠いです。正確にピタッと中心位が決まるときは嬉しいのです。

咬み合わせの話が延々と続いてしまったので次回から別のテーマでブログを書きたいと思います。

ではまた!

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