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咬み合わせ治療⑮

こんにちは!保科歯科医院高輪の保科です。

7/5(金)本日の日差しと暑さは凄まじいですね!ちょっと歩いただけで滝汗です。。こんな日は海やプールに行って水浴びしたいなと思いながら通勤しております。

さて本日のブログは咬み合わせ治療編の15回目です。前回に続き中心位について解説したいと思います。現在においても未だ定義が安定しない中心位ですが歯科で特に義歯やブリッジ治療など咬み合わせ治療の専門の歯科医師の間でこれほど何十年も議論の的になっているものは珍しいです。歯が全て揃っている人や少数歯欠損程度の人は咬頭嵌合位(中心咬合位)といって咬んだときの上下の歯の接触面積が最大となる顎位を基準にできるのですが、歯の欠損数が多い人や歯が全くない人では咬頭嵌合位を基準にできないのです。あ、咬頭嵌合位も分かりづらい言葉ですね!簡単に言うと奥歯でぎゅーと噛みしめた位置、最大限の力で食いしばった位置が咬頭嵌合位です。昔は中心位の意味合いも含んでいたので中心咬合位とも言いますが中心位と中心咬合位は定義的に別ものですので混同しないようにお願い致します。中心位はあくまでも下顎と関節の位置関係、中心咬合位は歯の接触面積の関係なのです。実際の臨床では無関係ではないのですが定義的には無関係となります。

話を戻します。中心位は歯が全くない人も含めて咬み合わせの基準となります。私の所属するスタディーグループの講師である小嶋壽先生(東京都中央区)は中心位は咬み合わせに出発点であり終着点でもあり東京駅みたいなものだと言います。東京駅は新幹線の始発駅であり終着駅でもありますからね。なので中心位とは「顎運動時のニュートラルポジション」なのではないかと考えています。

次回も引き続き中心位について解説したいと思います。

ではまた。

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