ブラキシズムの治療⑦|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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ブラキシズムの治療⑦|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

ブラキシズムの治療⑦

こんにちは!

保科歯科医院高輪の保科です。昨日8/8(木)に南海トラフ関連地震が発生しました。九州地方の方で震災に遭われた方には一日でも早く復旧と日常生活を取り戻せることを心よりお祈り申し上げます。

さて本日のブログはブラキシズムの治療法であるナイトガードの咬み合わせについてです。ナイトガードはスプリントと呼ぶこともあります。保科歯科医院ではどちらも同義として扱っております。前回のブログでナイトガード装着時の最適な咬み合わせと普段の最適な咬み合わせを違うということを書きました。咬み合わせに関しては多くの議論があり専門家の中でも意見が分かれます。ナイトガードの咬み合わせも議論が分かれるのかもしれませんが現在のところ保科歯科医院ではスタビライゼーションタイプの咬み合わせをナイトガードにおける最適な咬み合わせとして扱っております。スタビライゼーションとは一般的には自動車業界で用いられている用語のようです。私が初めてスタビライゼーションって言葉を知ったのは小学4年生か5年生のときで当時流行っていたミニ四駆のスタビライザーポールというミニ四駆の安定性を保つためのパーツからでした。車体が転倒しないように左右でバランスをとるのです。気になる人はググってみてください。ナイトガードのスタビライゼーションも意味合いとしては一緒です。左右の咬合力のバランスを均等に保つものです。専門的には意味合いが違うところがあるのですがここではそれは割愛致します。保科歯科医院ではハードタイプのナイトガードを採用していますがこのハードタイプはスタビライゼーションに適している素材なのです。ハードタイプのナイトガードを口腔内に装着した状態でレジンという水あめのようなトロトロの樹脂を咬み合わせの面に盛り付けてその状態で咬んでもらいます。レジンは数分でトロトロ状態からカチカチに硬化するので咬み合う面の歯型が印記されます。レジンが硬化したら口腔内から外して余剰なレジンを削り落として左右前後全ての歯が均等に接触するようにします。字面だと分かりにくいですがそんなに難しいことではありません。普段の咬み合わせの調節の方が格段難しいです。。レジンの余剰部やバリを取ったらツルツルに研磨して再度口腔内に戻し均等な接触になっているか確認します。問題なければそれで作業は終了です。就寝時に患者さんに使ってもらい寝づらくないか頭痛などないかのど不快症状がないか経過観察をする必要があります。

次回はブラキシズムの治療の総括をします。

ではまた。

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