ブラキシズムの治療②|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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ブラキシズムの治療②|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

ブラキシズムの治療②

こんにちは!

保科歯科医院高輪の保科です。昨日まで大阪で開催されていてた第45回日本歯内療法学会学術大会に参加してきました。歯内療法とは文字通り歯の内側すなわち歯の神経系の治療のことです。根管治療も歯内療法の中の一つですね。最近の歯内療法の流行は神経をいかに温存するか、いかに神経を長持ちさせるかということです。これは一昔前の「抜髄」という神経を取ってしまう粗治療をいかに回避できるかということで私としては歓迎している流行です。多くの歯科医師が歯髄温存に努めてくれることを期待しております。

当院では開院以来、歯内療法には大変力を入れておりましてマイクロスコープという手術用顕微鏡を使用した精密な歯内療法を行っております。もちろん「神経が生きている歯は神経を生かしたまま治療する」を常に実践していますので保科歯科医院で抜髄治療はあり得ません!ブログを読んでくださっている皆さんも安心してください。生きている神経は生かしたままにしましょう!

さて本日のブログはブラキシズムの2回目です。前回、ブラキシズムには 1クレンチング 2グライディング 3タッピングがあると解説しました。今回はクレンチングについて掘り下げたいと思います。

クレンチングとは食いしばりのことです。奥歯をギューと食いしばった状態です。重いものを持ち上げたり野球でホームランを狙って思い切りバットをスイングしたりする時ってついつい食いしばってしまいますよね。食いしばることによって顎に位置が安定し肩や腕の筋肉が収縮しやすくなり強靭な力を出すことができます(強靭って言葉の使い方が間違っていたらごめんなさい)。その食いしばりを常日頃からやってしまっているのがブラキシズムなのです。何を隠そう私もクレンチングしています。。次回解説するグライディングと違ってぎりぎりとした音がしないので自分自身も家族などまわりの人を気付かないことが多く見過ごされてしまいがちなのがクレンチングです。就寝時でも覚醒時でも起こります。ものごとに集中しているときに無意識で食いしばっている方もおおいです。デスクワークの方とか。クレンチングを長年続けてしまうと歯やセラミックスの被せ物が欠けたり最悪の場合歯根が破折したりします。歯根が破折すると多くの場合は抜歯を余儀なくされます。抜歯してインプラントにしたとしてインプラントでまたクレンチングすることになります。そうすると咬み合わせになる対合歯が歯根破折する恐れがあります。負のループですね!自覚症状がない分やっかいなのがクレンチングなのです。そして頭痛や肩凝りの原因にもなります。もちろん食いしばりだけが原因とは限りませんが筋緊張性頭痛場合は食いしばりの有無を確認しましょう。たかが食いしばりだと軽く考えられないですね!

ではまた!

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