こだわりの被せ物治療について➀
- 2023年9月16日
- 被せ物治療
こんにちは!
今日9/16(土)は世間では3連休の初日です。当院は土曜日も16時まで診療していますので3連休ではないのですが、あまり忙しくありません。むしろ暇なくらいです。こんな日は事務仕事に集中します。そしてブログを書きます。
今回は当院のこだわりの被せ物について書きたいと思います。被せ物とは歯科用語でクラウンと呼ばれるものです。虫歯などで歯質を削ってしまいますと削った分を補う必要が出てきます。削る量が極わずかな場合にはプラスチック製の詰物で部分的に補修すればよいのですが削った量が多かったり咬み合わせに重要な部分だったりする場合には詰物では対処できなくなります。大臼歯(奥歯)の根管治療済みの歯に大きなプラスチック製の詰物をしている患者さんをみかけますが、歯質破折の可能性が高くなりますのでなるべく早く被せ物を装着することをおススメします。
話を戻しますね。クラウンには材質として金属製、セラミックス製、ジルコニア製、金属製にセラミックスをコーティングしたもの、プラスチック製などがあります。全部を細かく解説すると長すぎて読みたくなくなりますので、良いのと悪いのとおススメのとだけを書いていきます。
まず「悪い」をお伝えします。ニセパラとプラスチックです!この2つは避けてください。ニセパラってなに??ってなりますよね。保険適用の12%金銀パラジウム合金というのがあるのですが、それの偽物です!正確には金もパラジウムも含まない銀合金です。昨今ではほとんど見かけませんが極まれに装着せれている方がいます。銀が硫化し真っ黒になっています。歯科材料としては安定性のない粗悪な金属です。プラスチックは適合性の悪さに加えて強度も全然ありません。奥歯で使用するとすぐにすり減って割れます。技工料や材料費が安いため歯科医師側も使うのかもしれませんが、はっきり言ってやめたほうがいいでしょう。
通われている医院で銀歯を提案されたら「ニセパラじゃないですよね??」と念のため確認してください。繰り返しますが昨今ではほとんど使用されていない金属です。
次回は「良い」について書きます。
ではまた。
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保科歯科医院