咬み合わせ治療⑭|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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咬み合わせ治療⑭|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

咬み合わせ治療⑭

こんにちは!保科歯科医院高輪の保科です。

あっという間に7月になっていましたね。2024年ももう半分が終わったのかと思うと光陰矢の如しという言葉が身に沁みます。東京都知事選も残すところ数日となりました。来週には新しい都知事が決まっているのですね。私はいつも期日前投票に行っております。毎回欠かさず投票にいっております。ブログで誰の政策がいいとか悪いとか言うと政治色が強くなってしまうのでこの場では控えようと思います。でも一言だけ!都政と国政を一緒に語るなとか言う人がいますが、日本の中の東京ですし東京は日本の首都ですので切り離して考えるほうが無理があるように思います。なので私は都政も国政も両輪で考えている人に都知事になってもらいたいと思いますね。

さて本日のブログは咬み合わせの中で重要な顎位についてです。前回から中心位について書いてきましたがその続きとなります。ちなみに顎位とは顎の位置のことで特に下顎の位置です。上顎は頭蓋骨とくっ付いていますので動かそうとしても動きませんが下顎は制限の範囲内で自由に動きます。咬んだり話したり笑ったりするときに動くのは骨としては下顎だけです。中心位は顎位の中で特殊な位置なのです。前回定義がころころ変わっていると言いました。中心位って言葉を作ったナソロジー学派は当時の定義として下顎頭が顎関節内の最後方位にあるのが中心位としました。簡単に言うと下顎を後方(首の方)へ押し込んだ位置ということになります。イメージとしてはアントニオ猪木の逆バージョンみたいな感じです。あくまでもイメージです。医学的ではない解説をしています。しかし当時の定義で歯科治療をすると不具合が生じまくってしまったそうです。自然体な位置ではなく歯科医師が下顎を後ろに押し込んで不自然な咬み合わせを検査してしまっていたからです。そんなことから長い年月をかけてベストな中心位とその定義の探求が始まったのです。現在の定義は「下顎頭が関節円板の最薄部とともに顎関節窩の前上方に位置し関節結節に接している位置」となっています。これも分かりずらい定義ですね。しかも臨床の場でどう判断するんだ??となりかねない定義です。なので現在も中心位とその定義に関する解釈が歯科医師間でも違ってしまうのです。「私の考える中心位」ってはなしになってしまうのです。

そんな捉えどころのないように思う中心位という顎位ですが、中心位以外に基準となる顎位が無いのが現実です。

次回も中心位について解説していきたいと思います。

ではまた。

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保科歯科医院高輪