咬み合せ治療②
- 2024年4月16日
- 咬合・咬み合わせ
こんにちは!もうすぐ大型連休ですね。ゆっくり連休を満喫できる人も仕事で休めない人もそれぞれだと思います。私は毎年この時期からジョギングを始めます!花粉のシーズンを過ぎて気温も暖かいので。完全にダイエット目的です。今年も例年通りに走ります!
さて本日のブログは咬み合せ治療の2回目ですね。前回、矯正治療では歯並びを治せるけど咬み合せは治せないと言いました。難しいものですね。矯正医の中には咬み合せに詳しい人もいるのでしょうが、それは少数ではないかと思います。ではどんな歯科医師が咬み合せに詳しいのか。それは補綴(ホテツ)を得意としている歯科医師です。補綴とはクラウンブリッジや義歯、インプラントなどのことです。なんだークラウンブリッジやインプラントは多くの歯科医師がやっているじゃないかーと思ってしまうのですが、補綴を得意だという歯科医師でも咬み合せ治療が得意な歯科医師はそんなに多くないのが現状です。逆に義歯が得意な歯科医師は咬み合せ治療が得意な人は多いと思います。義歯にとって咬み合せは重要ですからね。もちろん天然歯でもインプラントでも咬み合せが重要なことにはかわりありませんけどね。今日は咬み合せが悪いと起こりうる悪影響について解説します。その悪影響は下記の通りです。
1一か所の歯に咬む力が集中し歯の破折、破損が起こる。
2虫歯、歯周病の増悪因子となる。
3顎関節症のリスクを高める。
4歯ぎしり、食いしばりの原因になる。
5肩凝り、頭痛を引き起こす。
6腰痛を引き起こす。
7詰物、被せ物の破損や脱離を起こす。
ざっと見積もってもこれくらいの悪影響があるんです。お気づきの方もいるかとは思いますが咬み合せによる悪影響は口の中だけではなく全身的にもあるということです。我々歯科医師は単に虫歯や歯周病の治療だけをしていればいいってわけにはならないのですね。
次回も引き続き咬み合せについて解説していきたいと思います。
ではまた。
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保科歯科医院