歯内療法⑨|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

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歯内療法⑨|品川、高輪台の歯医者|保科歯科医院|矯正歯科、噛み合わせ

歯内療法⑨

こんにちは!

保科歯科医院高輪の保科です。

7月に入り暑さも本格的になってまいりました。連日30℃を超える暑さですね。皆様も熱中症には気を付けてお過ごしください。

さて本日のブログは歯内療法の9回目です。中心位の診査とりわけ咬合器へのマウントの話の続きです。咬合器へのマウントを行うためには事前に準備しておく必要があるものがあります。

1.上下の歯列石膏模型

2.フェイスボウトランスファー(脳頭蓋に対する上顎の位置関係の記録)

3.セントリックバイト(中心位での咬合採得)の記録

まずは上下の歯型を採得し石膏模型を作製しておきます。マウント当日で大丈夫ですが事前にあるとフェイスボウトランスファーやセントリックバイト採得時に便利です。2番目にフェイスボウトランスファーを行います。フェイスボウトランスファーとはフェイスボウ(顔弓)という機材を顔に取り付けて脳頭蓋に対する上顎歯列の位置関係を咬合器へ転写するための作業です。咬合器の種類によって仕様は異なりますので使用する咬合器ごとに手順を覚える必要があります。この作業なくして咬合器マウントはありえません。フェイスボウは咬合器と対(つい)になっていますので両方セットで手に入れる必要があります。保科歯科医院高輪には2台の咬合器と対になる2つのフェイスボウがあります。以前は1台あれば十分だったのですが、咬合診査を必要とする患者さんが増えてきたことから1台追加しました。本当はもう2~3台欲しいところですがいかんせん高額な代物ですので今は2台をフル回転で使用しています。3番目にセントリックバイト(中心位での咬合採得)の記録です。中心位で咬合器にマウントするためには中心位での咬合採得が必要です。当然と言えば当然なのですけどね。以前のブログにも書きましたがこの咬合採得が一番難しいと私は思っています。嵌合位での咬合採得は患者さん自身がぎゅっと噛みしめた位置で採得するので容易なのですが、中心位は術者が誘導して位置決めするためそれだけで難易度が上がります。さらに上手に誘導することができない場合が多々あるため熟練の技が必要になってしまうのです。この境地にはまだたどり着いていない私は何度の中心位を確認しながら咬合採得するため患者さんからしたら何回同じ作業をするのか疑問に思う方もいるかもしれません。しかしそれだけ重要な工程なのです。歯内療法においてもです。

ではまた!

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