詰め物の材料②
- 2025年3月8日
- 被せ物治療
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
3/8(土)です。受験シーズンも落ち着いてきたとこでしょうか、受験生だった方はお疲れ様でした。浪人して志望校を目指す方や国家資格などにチャレンジする方は春からまた勉強の日々だと思いますが勉強して損をしたという人を聞いたことがありません。勉強をして後悔をしたという人にも会ったことがありません。勉強内容や目指す目標は各々違うとは思いますがやらないで後悔するより勉強して人として成長していきましょう。かく言う私もとある資格を所得するため勉強中でございます。一緒に頑張りましょう。
さて本日のブログは詰め物の材料の2回目です。直接法とりわけコンポジットレジンの利点について解説てきましたがその続きになります。直接法(コンポジットレジン)のメリットは下記の通りです。
➀1回の来院で治療が終わる
②歯質の削る量が少なくて済む
③アレルギー反応を起こしにくい
④審美性が高い
⑤治療費が安い
今回は④審美性が高いについてです。審美性に関してはメタル修復材料と比較してということになりますがコンポジットレジンはプラスチック系の材料ですので色はメーカー次第でいかようにもなります。数種類のコンポジットレジンから天然歯に近い色味を選択して使用することか通例ですが昨今は一つの種類だけでどんな歯にも色味が合ってしまう優れモノも登場しています。カメレオン効果と呼ばれています。でも実際に臨床で1種類だけのコンポジットレジンではどうしても色味を合わせることは難しいのが現状です。もちろん金属色ではないので白いは白いんですけどね。こだわりがある歯科医師はベースカラー、デンチンカラー、エナメルカラー、トランスルーシェントと4種類ほど積層して修復治療を行う人もいます。天然の歯と見間違えるほどキレイに仕上がっていることもあります。しかしコンポジットレジンは吸水し着色しやすいので経年的には変色してしまいます。また収縮や摩耗で歯質との境目がギャップとなりそのギャップに色素が入り込んで変色を起こすことがあります。というかほとんどの場合変色してしまいます。プラスチック系であるので仕方がないことです。それをふまえても金属修復材料よりはずっと審美性は高いと言えます。前歯や小臼歯の頬側の小さな虫歯の治療等には第一選択になる材料ですね
ではまた!
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