生活歯の治療⑨
- 2025年2月14日
- 虫歯と歯周病
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
開業してから2年が経過しました。いまだにバタバタして落ち着かない日々のせいか勤務医時代よりお酒を飲む頻度がだいぶ減りました。勤務医の頃は仕事と遊びの割合が7:3ぐらいでしたが現在は9:1か9.9:0.1ぐらいになってしまい、ワークライフバランスってものがアンバランスになっている今日この頃です。もともとお酒は弱いのですぐに酔ってしまうのですが最近はさらに弱くなってる気がします。年齢のせいもあるかもしれませんけどね。このまま頻度が減り続ければ内臓系は健康体になれるのではないかと希望的予測を立てています。
さて本日のブログは生活歯の治療の9回目です。今回は露髄を伴う生活歯の虫歯治療について解説したいと思います。はっきり言ってこの「露髄を伴う虫歯」が生活歯治療の天王山です。多くの歯科医院では露髄を認めたら有無を言わさず抜髄という生きている神経を除去してしまう治療が行われます。「虫歯が深いので神経は残せません」とか言われてしまうのです。悲しい現実です。もっというと露髄してなくても神経を除去しちゃう歯科医師もいます。患者さんに痛いと言われたから神経を取って痛みを取りましょうってことで。悲しすぎますね。以前のブログでも述べたように生活歯で治療するメリットはたくさんあります。このメリットたちを全部失くしてしまうなんて真っ当な歯科治療とは言えません。
歯髄診査をして生活歯であると判断されたことが大前提ですが、保科歯科医院高輪では露髄を伴う虫歯治療では「MTAセメントを使用した直接覆髄法」という治療法で歯髄を温存させて生活歯のままの治療を行っております。勤務医時代からの私個人としてはMTAセメントでの直接覆髄法は90%以上の成功率を誇ります。保科歯科医院高輪で行った直接覆髄法は現在のところ100%成功しています。これは私が上手いからではありません。歯髄はそう簡単にはしななということです。しっかりとセオリー通りに治療すれば術者が誰であれ100%に近い成績になると思います。それぐらい成功しやすい治療法なのです。であるにもかかわらず安易に抜髄を行っている現状は嘆かわしいです。
次回はMTAセメントを使用した直接覆髄法の手順を解説したいと思います。患者さん的には手順なんて知る必要もないのかもしれませんが暇つぶしに斜め読みしていただければと思います。
ではまた!
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