歯並びを整える治療⑳
- 2025年1月24日
- 咬合・咬み合わせ
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
三寒四温の言葉通りの季節になってまいりました。今日は1/22(水)は受験生にとっては入試真っ只中だと思います。たゆまぬ努力が実を結びます。体調管理と受験勉強、あと少しだけ頑張ってください。
さて本日のブログは歯並びを整える治療の20回目です。前回に引き続き歯列矯正治療をするべきケースについて解説していきます。
おさらいですが歯列矯正治療をするべき歯並び咬み合わせは下記の通りです。
1.上顎前突(出っ歯)
2.下顎前突(受け口)
3.開咬(オープンバイト)
4.鋏状咬合(臼歯部の頬側傾斜&舌側傾斜)
5.前歯部叢生・捻転(前歯部重なり合い)
6.異所萌出(八重歯)
7.正中離開・空隙歯列(すきっ歯)
8.顎変形症
今日は7.正中離開・空隙歯列と8.顎変形症についてです。正中離開とは正中(一番前の歯、中央の歯)が離開している状態です。正中部のみ離開している場合と正中以外の部位でも離開している場合があります。空隙歯列とは正中離開を含む一部または全部に離開がある歯列のことです。一般的にすきっ歯のことを指します。歯の欠損がある場合や矮小歯(わいしょうし)と呼ばれる歯牙自体が小さい歯があったりすると空隙歯列になります。また全歯の大きさに対し顎が大きい人は空隙歯列になってしまいます。
顎変形症とは名前の通りですが顎の形態が変形している病気で顎の変形に伴って不整咬合になってしまいます。遺伝的疾患の一症状として発現することもあります。というか遺伝的要因がほとんどです。成長ホルモン分泌過多で起こる末端肥大症やトリチャーコリンズ症候群など枚挙にいとまがないのですが顎変形症の人も歯列矯正治療をおすすめいたします。但し顎変形症の場合には顎の骨を切断したりスライドさせてり(ずらしたり)する手術を併用するケースが多いため大掛かりな歯列矯正治療となります。顎変形症の診断がついた人は保険適用で歯列矯正治療ができることが多いので一度ご相談ください。
ではまた!
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