歯髄温存療法➀
- 2024年8月17日
- 虫歯治療
こんにちは!
保科歯科医院高輪の保科です。
8/16(金)は台風接近の影響を考慮し急遽休診とさせていただきました。保科歯科医院がある高輪周辺は時折大雨にはなりましたが大きな被害はなかったと思います。千葉県や茨木県では停電になった地域もあったとのことでお住まいの方はご不便だったかと思います。未だに影響を受けた方におかれましては一日でも早く復旧し日常生活がおくれることを願っております。
今日からのブログは新シリーズです。私が得意とする歯内療法という歯の神経の治療なのですがその中でも神経を活かす治療というものがあります。それが歯髄温存療法です。かっこつけてバイタルパルプセラピー(VPT)って言われていますがキザな感じなんで私は日本語で呼んでいます。保科歯科医院の理念である「神経が生きている歯は神経を生かしたまま治療する」がまさに歯髄温存療法なのです。
一般的に神経が生きている歯の虫歯治療というと麻酔をして虫歯を除去して詰物や被せ物を装着するって手順ですが虫歯を除去する際に使用する器具にエアータービンと言うものがあります。多くの人がエアータービンを使用して虫歯を削られた経験があると思います。キーンって甲高い音がする水を出しながら歯の削るアレです。アレで削るとけっこう神経死んじゃうんです。高速に回転するダイヤモンドの粒子がついた研削器具で虫歯を削るんですが回転速度が速すぎるのです!1分間に50万回転するのですが速すぎて歯髄が火傷するのです。もちろん回転速度が遅いと削れないの確かなので、効率よく虫歯を除去したり歯のカタチを整えたりするにはいいのですが、効率重視で神経にダメージを与えてしまっては医療行為とは言えないのではと思います。なので保科歯科医院高輪では開業時から神経キラーであるエアータービンを一切使用しておりません。開業時にセットで2本か3本ほど付いてきちゃったのですが箱からだしてすらいない状態です。歯髄温存療法を心がけるにはエアタービンはNGなのです。では何を使って歯を削っているのか、次回のブログで解説したいと思います。
ではまた!
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保科歯科医院高輪