精密根管治療③
- 2024年1月24日
- 精密根管治療
こんにちは!
ほとんどの方には関係ありませんが今週末は歯科医師国家試験です。土曜日と日曜日の2日間に及ぶ国家試験です。日本の大学受験や医師・歯科医師国家試験その他、寒いこの時期に試験って集中してますよね。受験する側は体調管理と交通手段と受験勉強とで本当に大変だと思います。今年受験されている皆さんには良い結果が出ることを心よりお祈り申し上げます。
さて今日は精密根管治療の3回目です。今日は精密根管治療の「精密」って何なのかをお話します。根管が狭く暗いお話は以前のブログで書きましたね。その中の治療となると歯科医師の目で見るのは限界があります。というかほとんど手探り状態で治療するのです。レントゲン画像や教科書に書いてある歯根の形態を参考にしながらです。そして経験と勘に頼ることが多いです。たしかにレントゲン画像や教科書に書いてある歯の解剖の図はすごく参考になりますし経験があるのと無いのでは手技の正確性をぜんぜん違います。しかしながら見えないところを治療するって本当に難しいんです。保科歯科医院で言う精密とは見えないものを見て治療すると言うことです。暗いところには明るい光を狭いところは拡大して広くして治療するのです。それを可能にしているのがマイクロスコープ(手術用顕微鏡)です!マイクロスコープを根管治療に使用する意義は大きいです。暗い狭い見えないを全部ではないけど解決しますから。私は当院での全ての根管治療の際にマイクロスコープを必ず使います。マイクロスコープで根管内を覗くと感染している歯質や根管内の汚れがよくわかります。それらを確実に除去し根管内を清掃していくわけです。根管内がキレイになれば歯根の尖端の歯周病の治りやすくなりますからね!
次回も精密根管治療の続き書いていきたいと思います。
ではまた。
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